妊活という言葉が浸透して久しい昨今。今回の温活女子会は、赤ちゃん待ちカップルを応援する雑誌『赤ちゃんが欲しい』の編集部にお邪魔して、誌面づくりにおける想いや最新の妊活事情を編集部員の皆さんにインタビューしてきました!
始めは妊婦雑誌の別冊だった『赤ちゃんが欲しい』
『赤ちゃんが欲しい』は、最初、『Balloon(バルーン)』という妊婦雑誌の別冊として出ていました。
そこで、赤ちゃんがなかなかできないことに悩む人は多いという気づきがあり、そういった人に対して情報を提供できないかと、1999年に創刊しました。
『赤ちゃんが欲しい』にhappyな写真が多い理由
読者さんはもちろん、ドクターも、企業の方も、イラストも、すべて「笑顔で」と決めています。
読者さんは20~30代、結婚3年目ぐらいまでの妊活されている方が多いのですが、流産経験があったり、体のトラブルがあって思うように治療が進まなかったりと、お話はわりとディープなことが多いんです。
それに合わせて、困っているモデルのイメージカットや、つらそうにしている女性のイラストなどを添えてしまうと、お話してくださったご本人も、読む方も、ドヨ~ンとした気持ちになってしまいませんか?
『楽しいだけじゃないけど、幸せもいっぱい!』『つらいこともあるけど、明日からまたがんばろう!』そう思ってもらいたいと思っているので、笑顔は大切にしています。
さらにデザインのカラーは見ているだけでホルモン力がアップする♪というピンクをメインにして、逆に気持ちが落ち込むようなくすんだ色は使っていないんですよ。
人気のページはやはり温活!?
『子宮温暖化計画』と銘打って誌面に載せたことがあるのですが、中でも、面白かったのが、読者のバッグの中身を公開するページで、カツオだしをタンブラーに入れて持ち歩いているという人がいたんです。どうやらカツオだしには健康的な作用があるらしいのです。そのページを見て、真似してみたという人も多かったです。
見た目のかわいさはもちろんですが、こうのとりのクチバシがとれると妊娠するというジンクスがあり、皆さん、お守りがわりに持ってくれています。全国の子宝スポットや子宝祈願に効く神社をまとめた別冊も好評でした。
『赤ちゃんが欲しい編集部が実践する温活方法とは?
『赤ちゃんが欲しい』編集部員愛用の温活グッズの一部を紹介!
- 充電式湯たんぽ
充電式の湯たんぽは、お湯がいらないため、オフィスなどでも手間なく使用できるのが嬉しいポイントです。様々なメーカーから発売されており、2000円前後でリーズナブルに購入できるのも魅力です。 - あずきのチカラ 首肩用
あずきの入ったウォーマーを電子レンジで温めることで蒸気による温熱が発生し、首や肩を芯から温めてくれます。
こちらもオフィスで使用しやすいので、場所を選ばずいつでも体を温めてくれます。お腹用や、目元用もあるのだそう。 - イオンドクター
シルクのレッグウォーマーで、助産院などでも出産の時に履くことがあるとのこと。シャーリングで締め付けもなく快適に体を温めることができます。ウエスト用や足首用のサイズもあり、全身に使用できます。
一般的に24時までに熟睡することで、ホルモンの働きを活性化してくれるメラトニンの分泌が良くなるとのことで、22時までに部屋を真っ暗にして布団に入ることが良いと聞きました。難しい場合はまずは週末だけ実践するのも良いと思います。
あとは歯周病を予防すること。
歯周病菌は糖尿病のほか、不妊や早産などの一因になるとも言われています。妊娠したら歯の麻酔やレントゲンなど気になると思いますので、妊活中の今から定期的なメンテナンスに行くといいのではないでしょうか。
妊活は妊娠に向けての“体づくり”
先ほど話した睡眠時間や歯周病の話にもつながるのですが、赤ちゃんが欲しいからこれをしなければいけない、というものではなく、普段から自分自身の健康を意識して生活することが大切かなと思います。夜更かしをしない、偏りのない食事をとるといった「いい生活習慣」は、そのまま生まれてくる赤ちゃんの健康にもつながりますから。
また、妊活中は気分が落ち込んだり、マイナス思考に陥りがちですが、健康を意識できていることで、一番いい健康状態で妊娠するための体づくりができていると考えて欲しいなと思います。
私たちも、妊娠するためだけではなく、健康に元気な赤ちゃんを産む、元気に子育てすることにつながるような妊活をサポート・応援していきたいなと考えています。
10月には、子宝神社への参拝や、妊活におすすめのメニューなどを盛り込んだ旅館で夫婦の時間をゆったり楽しめる宿泊イベントを企画しているそう。(※2018年取材当時)
これからも、多くの人が気になる温活の話題はもちろん、日々変わっていく妊活に関する情報を楽しみながら実践できる形で、私たちに届けてくれることと思います。